畑節子バレエ学院は、昭和31年11月3日に大阪府の認可を受け発足以来、60年余りの年 月クラシックバレエの精神に基づいて生徒の指導・育成を行っております。
厳しいバレ エのお稽古で体を鍛え躾や情操教育にも希望されるたくさんの生徒たちが教室で学んで くれ、これまで発表会や海外のダンサーとの協演、また毎年末の朝日新聞厚生文化事業 団のチャリティ洋舞合同祭には60回以上参加してまいりました。ただただバレエが好き で他の事には脇目もふらず
今日まで過ごしてまいりました。私事ながら、初めてバレエ を知ったのは少女雑誌「それいゆ」のアンナ・パヴロワの「瀕死の白鳥」の写真を見た 時でした。人間がこんなに美しい姿になれるのかという驚きと不思議さ、憧れを抱きま した。その頃日本ではバレエは未知のものでしたので、バレエを学びたいと探し回り谷 桃子先生の門下生となり、後にボリショイバレエ団のスラミフ・メッセレル先生に巡り 合いワガノワの技術をしっかりと教わることができ今日に至ります。昨今は日本も急速 に変化し、若い人が憧れる様々な分野があります。しかし私にとってはいつになっても バレエほど美しく高貴で果てしないものはありません。今は何歳になっても元気で楽し みをもって過ごしていける時代となりました。バレエを通して皆さんとご一緒に歩いて いきたいと願っております。

学院長 畑節子

谷桃子先生、スラミフィ・メッセレル先生と